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xrdpという,WindowsマシンからLinuxマシンへリモートデスクトップ接続するためのソフトウェア

xrdpとrdpとvncについて

Windowsマシン(rdp)--(ネットワーク)--Linuxマシン(xrdp--vnc)

Linux文明には,vncという遠隔操作儀式が存在していた.xrdpはWindows文明が持つrdpを,vncに対して仲介するソフトウェアである.(2015年1月13日追記:上記は誤り。実のところ、xrdpはvncを必須としていない。めた on Twitter: "xrdpはバックエンドにVNCを使うこともできるけど本来VNCは必要としないということをもうちょっと広めないといけないかな。OSC広島までになにか考えます。 #xrdp_jp"

私の環境は,経由するネットワークが家庭内LANで完結するから本エントリのままで良い.しかしインターネットを経由する場合はSSHトンネリングしようね.

Lubuntu 14.04へのセットアップと接続

xrdp 0.6.0-1がインストールされた.

接続してみる

  • mstsc /v:<接続先コンピュータ名またはIPアドレス>.mstsc /?したらヘルプメッセージダイアログが出現する
  • Moduleはsesman-Xvncのままにする.usernameとpasswordはLinuxマシンのそれを入力する.portは,初回接続時は-1で良い

さてここで,接続時にちらっと見えるダイアログ内のメッセージについて,ポート番号を記憶する.または接続後にターミナルでnetstat -lnp | grep vnc*3して,使用しているポート番号の当たりを付ける.リモートデスクトップ接続のウインドウを閉じるボタンで終了した場合,再接続時には-1としていたportをこの番号にする.ただし,リモートデスクトップ接続をLinux画面の「ログアウト」によって終了した場合は関係ない.

その他

  • rdpはRemote Desktop Protocol
  • vncはVirtual Network Computing
  • sesmanはsession manager
  • mstscはスタートメニュー>アクセサリ>リモート デスクトップ接続のリンク先.Win+Rで「ファイル名を指定して実行」から操作すると早いじゃろ
  • xrdpの最新バージョン番号は0.9.0だけれど,Ubuntuにあるのは0.6.0.最新版を利用したい場合は別の手順がある
  • クリップボード共有はvncconfig起動中に限られ,また,対応データはテキストのみ*4.最新版ではこの制限がなく,またビットマップとファイルについてに共有できるらしい