Lubuntuでのxrdp使用に関する私の状況
2つのバージョン
- aptでUbuntuリポジトリのパッケージをインストール
- xrdpという,WindowsマシンからLinuxマシンへリモートデスクトップ接続するためのソフトウェア - 01647 2014-07-24
- 0.6.0-1
- テキストのみクリップボード共有できる(vncconfig起動中に限る)
- 日本語キーボードは,キーマップファイルを追加して対応できる
- X11RDP-o-Maticを使用して最新版をインストール
- X11RDP-o-Maticを利用してLubuntu 14.04マシンにxrdp 0.9.0を設定した件 - 01647 2014-07-27
- バージョン 0.9.0
- テキストとファイルはクリップボード共有できる
- ビットマップはクリップボード共有されない.mtpaintで範囲選択して「コピー」したデータを,Windowsのペイントに移せなかった.逆もできなかった
- 日本語キーボードは対応できない
- 音は転送されない.サーバ側のスピーカが動く
0.9.0のキーマップ問題
- 日本xrdpユーザ会のキーマップを設定例に従う
- Shift+2 がダブルクォーテーションマークでなくアットマークになる
- /var/log/xrdp.ini に [20140725-14:02:05] [WARN ] local keymap file for 0xe0200411 found and dosen't match built in keymap, using local keymap file
- 「0xe0200411のローカルキーマップファイルを発見した.そしてそのファイルはビルトインのキーマップとは合致しない.ローカルキーマップファイルを使用する」という警告文
- メッセージ出力部分ソース https://github.com/neutrinolabs/xrdp/blob/e7445a2544f6b4319a53f2fea71358b9a746f298/xrdp/lang.c#L250
- 上記ソース近辺の記述から,/etc/xrdp/km-e0200411.ini を読み込み,使用しているはず.アットマークのままになる状態が解せない
- ついでの知見.キー配列について - 日本xrdpユーザ会ではxrdpをrestartしている.しかし繋ぐ度にg_file_openしているから要らないよね
クリップボード共有の能力差
sesman(session manager)の機能による.Ubuntuリポジトリのxrdpではsesman-Xvncを使用する.X11RDP-o-Maticを使用する場合はsesman-X11rdpが準備され,これを使用する.
ログイン後にリモートデスクトップ接続のウインドウが消える問題
見慣れないファイル ~/.xsessions-errors を発見してトラブルシュートした.
/home/paul/.xsession: 1: /home/paul/.xsession: startlubuntu: not found
原因は不適切な内容の ~/.xsession が用意されること.存在しないコマンドstartlubuntuが書かれていた.端末でstart [tab]すると6件あった.startlxdeに変えて解決した.
キーマップ問題について追記(2014年8月4日)
キーマップは問題ないが,Xが英語配列とみなしている点が原因らしい.タスクバーでキー配列変更UIを設置して対処した.しかし美しくない.0.6.0と,startlxdeまでのプロセスにどんな違いがあるのか.